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１年前に猫を拾った記録を思い出しつつ書いていきます。

〜あらすじ〜
子猫はメスだと判明したが先住猫との相性が懸念される…
〜ここまで〜



メス猫だと判明したうしおちゃん。
すくすく元気に育っていた。

　
　お気に入りの魚。　　　　　　　　　　　　　　　アクティブすぎて結局手を焼く。



うしおを拾って1ヶ月半ほどたった時のこと。
そろそろ健康診断や病気の結果が分かるはずだった。

ちなみに先住猫トラはリビングで生活させ、うしおは別の部屋に隔離していた。
それでも時折うしおの鳴く声がリビングに聞こえてきて、
そのたびにトラは耳をイカみたいにして未知なるものの存在に警戒していた。

そんなわけで病院へ検査結果を聞きに行く…
無職なので時間の融通が利くのだった。

そして結果は・・・何も問題なし！！

よかった〜！

結果いかんでは飼えない（トラと共生できない）ところだった。
そしてそうなった時のために妻は職場の人間に引取り手を募ったりしてたのだった。
手際がよい。

とにかくこれで晴れてうしおは我が家の一員になった。
だが大きな問題が待っている・・・そう、トラとの対面だ。


だいたい寝ているトラ。


　
先住猫と新参猫の対面式は慎重に行わねばならないらしかった。
「借りてきた猫」なんて言葉があるように、猫は環境の変化にもとても弱いのだ。

対面は1週間ほど時間をかけて、最初はトビラごしに臭いをかがせるくらいから始め・・・
飼い主が立ち合いの元、少しず〜つ慣れさせて行くらしい。

思ったよりめんどくさいな（正直な感想）

トラは生後4カ月くらいで我が家に来たため、そう手間がかからなかった。
おとなしく甘えん坊でブラッシングも大好きな初心者スターターセット猫なのだった。



生後4カ月のトラ。ダブルブラッシングでキメる。



とはいえ大事な対面式、適当には出来ない。
とりあえず帰宅してうしおのお世話をしていると・・・

？？？「アオア〜オ・・・ンナ〜〜〜・・・？」

背後から謎の声・・・いや、これは・・・
トラちゃん！！（よく喋る）

うっかりうしお部屋のドアが開いてしまっていた！
それで気になったトラが部屋に侵入してしまったのだ！


トラ（なんだこいつ・・・・）
うしお（なんだこいつ・・・）

互いにそう思ったに違いない。
目を合わせ、しばし固まる猫たち。

しかし生まれたてで好奇心旺盛な子猫と、既に猫生の「守り」に入ったトラ…
両者が相対すれば…

トラ（なんだこいつやべえよ！！）ｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ



先に逃げたのはトラの方だった。
まあ、もともとおとなしくてビビりの猫なんです・・・

そんなこんなでうっかり出会ってしまった2匹（自分のミス）。
これから仲良くやっていけるのかな？前途多難です。

続く



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１年前に猫を拾った記録を思い出しつつ書いていきます。

〜あらすじ〜

子猫の名前がうしおに決定した！

〜ここまで〜



そんなこんなで名前も決まり、
相変わらずミルクには苦戦しつつも無事１ヶ月を乗り切った。

１ヶ月たてば排せつや体温調節は自分でできるようになるし、
体つきも猫っぽくなってきてボールをピョンピョン追いかけるほどになっていた。


　
天使のような可愛さ（親バカ）。子猫の目はみんな灰青色で、キトゥンブルーというそうですよ！成長と共に変化するそう。



ところが問題が一点残っていた。
そう、この子はオスなのかメスなのか問題だ。

拾った日に獣医の先生に聞いたが、その時は小さすぎて良く分からない（多分オスっぽい）とのことで…
ちょうど検査ができる月齢になったことだし、再びあの病院へ向かうことにした。

病院で受付を済ませ、しばし待っていると・・・


スタッフ「小野うしおちゃ〜んどうぞ〜〜」


・・・ニードラにしなくて良かった〜〜！！
下手をすればニードラパパと呼ばれる可能性すらあったと考えると恐ろしい。

安堵しながら診察室へ入るとあの時の先生が待っていた。
大きくなったね〜とかいいながら触診やら採血？やら手際よく行っていく。


先生「体は順調に育ってますね〜〜。今のところ問題はなさそうです。
　　　検査の結果は２週間後くらいだから、その時にまた来てください〜〜〜。」


健康体みたいでほっとしたが、先生ちょっと何か忘れてないですかね…


先生「何かご質問とかありますか〜？」


ほら・・・性別のこと忘れてますやん。
これで終わりだよの雰囲気を感じ取ったので、意を決してこちらから聞いてみることにした。


自分「あの、先生・・・この子の性別はどっちですかね・・・！？」


先生「あ・・・ごめんなさい忘れてました〜〜。え〜〜っと・・・・
　　　　メスですね！」


…多分オスって言ってたじゃん！！
まあ、元気ならどっちでも良いけど・・・

いや、一つ懸念事項があった…。
それは先住猫のトラ（６歳・オス）との相性のことだ。

一般的に猫同士は、同性で若いほど相性が良いとされる。
性別も年齢も異なるうしおととらの相性は最悪の部類と言えた。

まあなんとかなるか…
たぶん２匹で抱き合って眠ったり、お互いを毛づくろいしてペロペロしちゃうんじゃないの！？

かわいい×かわいい＝最強
かの数学者フェルマーの定理として有名だが、小野家でもそれが証明されるのだろう。

期待に胸膨らませながら家路につく無職おっさんなのだった。
http://www.e-uru.info/index.php?e=888

続く


　



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１年前に猫を拾った記録を思い出しつつ書いていきます。

〜あらすじ〜

ニードラという謎のインド名は無事に却下された

〜ここまで〜



あらすじどおりなんですが、妻に言われたこと…

「病院とかで小野ニードラちゃんどうぞ〜とか言われたら恥ずかしくない？
あとポケモンのニドランみたいじゃない？」


ごもっともです…病院で恥ずかしい思いをするところでした。
しかも、「あいつポケモントレーナーじゃね？」ﾋｿﾋｿ　とか言われるところだった…


オスかメスか分からないという点では悪くなかったのでは？（悪あがき）




しかし、名前が無いと呼びにくいのは事実。

家を空けている間は、ずっとニードラニードラニードラと心の中で呼んでいるのだった。
このままではニードラで心が支配されてしまう…

名前が無いと不便なのは妻も同意なようで、何か別の名前を考えようということになった。
うんうん悩んでいると妻が提案

妻「うしお、はどう？漢字だと潮」

うしお…男の子っぽい響きだけど、女の子でもなくはないか。
てか性別不明だし。

その場でググって見ると、

高まったり静まったりするもの、また、押し寄せてくるものなどのたとえ。
事をするのによい機会。時代の趨勢。
愛嬌。


なるほどいろいろな意味があるけど良さそう・・・少なくともニードラよりは良さそうだった。

しかも、先住猫が「トラ」というのだが、ちょっと古い漫画に「うしおととら」というのがあり、
その漫画のダブル主人公が「うしお」と「とら」なのだった。

化物みたいなのがとら、男の子がうしお




自分「うしおととらじゃん・・・」

妻「うしおととらだからちょうどいい（？）じゃん」


何がちょうどいいのかは不明だが、自分のネーミングセンスにも絶望していたところだった。
昔飼っていた猫も、黒猫だからクロ、とかそんな感じだったことを思い出しつつ、子猫は「うしお」に決定したのだった。
（全国のクロちゃんごめんなさい）

続く


身体を洗って少し成長したうしお



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１年前に猫を拾った記録を思い出しつつ書いていきます。

〜あらすじ〜

子猫のミルクに成功したが次の日から訓練校に通うことになっている…
超多忙な生活を乗り切れるのか！？

〜ここまで〜



というわけで、訓練校に通い始めます。
時間は朝から昼までなのでギリギリ猫の世話もできる算段でした。
しかしやってみるとキツイ…
当時を思い出すとこんなスケジュール。


6時　起床・世話
9時　世話（妻）
8時~12時　訓練校　
13時　帰宅・世話
就寝
17時　世話
22時　世話
2時　世話
就寝・・・・・・・

きつ過ぎる。

まずなかなかミルクは飲まない。
前回コツを掴んだかに見えたがやっぱり難しい・・・
ミルク・排泄など一連の世話で毎回30分〜1時間はかかる。
しかも4時間毎に世話しないとだめらしいので、まとまった睡眠時間は取れないことを悟った。

そんなこんなで訓練校に通い出したが、外出してる間猫のことが心配過ぎる！
毎日帰る時は速足で、死んでたらどうしようという不安いっぱいだった。
寝るときでさえ、目が覚めて死んでたらどうしようと心配でしょうがなかった。

生きてるかな・・・

帰宅して、そ〜っと巣箱（段ボール）に近づくと、ミーミーと鳴き出す。
その声を聞いて初めて安心する・・・そんな毎日でした。

子猫の心に占める割合が大きすぎる。（円グラフだと8割くらい占めてる）
ずっと「子猫」と呼ぶのも何なので自然と名前を考えてしまうのだった。

ある晩、名前の候補を考えていると、妻がヨガニードラをやりだした。
ヨガニードラとはゆっくりした音楽・音声を聞きながら寝ころんでやるヨガで、とにかくすぐ眠れる最強の睡眠ヨガだ。（youtubeとかにあるので眠れないは人オススメです）

・・・そういえばニードラってなんだろう？

ふと考えスマホで調べてみると

「ニードラとは、サンスクリット語で「眠る」という意味。」

そうなんや〜、と納得すると同時に、
そういえばネコも「寝る子」が由来って聞いたことがあるな・・・と意外な共通点を見出す。（諸説あります）

ニードラは眠る、猫は寝る子か・・・つまりこの子も・・・ニードラ・・・ってこと！？

ちいかわの如き気付きの知見を得た自分は、
その日から子猫を勝手に心の中でニードラと呼び始めたのだった・・・



続く・・・※ちなみにニードラはすぐ妻に却下されました


目は開いてるけどまだよく見えてない。　　　　
　　
シェーのポーズ。


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１年前に猫を拾った記録を思い出しつつ書いていきます。

〜前回までのあらすじ〜

死にやすい子猫の世話と訓練校通いは両立できるのか？
子猫の名前は決まるのか！？

〜あらすじここまで〜


前回猫を拾って病院で見てもらったわけですが
何の準備もないまま拾ったわけではありません。

実はもう既に1匹猫を飼っており、飼育ケージやらトイレやらは揃ってたんですね。
予備のトイレとか邪魔だし捨てようかな〜と思ってた矢先のできごとでした。ラッキー
先住猫もそのうち登場する予定です・・・



さて帰宅し、急いでトイレや飼育スペースを整えました。
トイレは先住猫のだと大きいので100均のプラスチックの容器で、家は段ボール箱です。

その間ずっとミーミー鳴いてます・・・なんか手をチュパチュパしてくるし・・・かわいい( *´艸｀)



おしっこを拭く図（クリックで画像が開きます。苦手な人は注意）



そんなこんなで深夜、病院で粉ミルクと哺乳瓶をもらったので授乳を試みます。
しかし調べてみるとこれもなかなか大変で・・・


・哺乳瓶仕様前は毎回必ず3分程度煮沸消毒する
・粉ミルクは50℃くらいのお湯で溶かす
・飲ませる際は人肌くらいに冷ます
・熱くても冷たくても飲まない
・決して仰向けで飲ませない（誤嚥→肺炎→死）



う〜ん、ワガママか？



とりあえず調べたとおりにやってみるも、なかなか飲まない。
温度が悪いのか、吸う力が弱いのか、乳頭部分が詰まってるのか？

色々試行錯誤しながらやっていると・・・

ｺﾞｷｭｺﾞｷｭｺﾞｷｭ

なぜだか一瞬だけ勢いよく飲んだ。

何で飲んだんだろうと状況を再現しようと試みていると、「姿勢」が重要だと気づく。

身体をまっすぐにさせ、哺乳瓶〜頭〜背中〜が一直線になるような・・・
例えるなら、ライオンキングでシンバが崖に屹立してるあのシーンだろうか・・・


（そうか・・・お前・・・シンバだったのか・・・）


この子はシンバだ・・・心の中で一人ごちていると、ミルクやりを手伝ってくれていた妻がこう言った。


「まだ名前は付けないようにしようね。オスかメスかわからないし。
病気の検査もまだだし先住猫との相性もあるみたいだし。
それに名づけると情がわいちゃうから。もし飼えなかったら里親を探そうね。」


おお・・・妻よ・・・なんて現実的な意見なんだ・・・

それもそうである。夫は明日から訓練校に通う無職なのに猫を拾ってくる計画性の無さ。
そして家計を支えてくれているのは妻本人なのだ。
妻よ、ありがとう・・・

というわけで子猫の名前は保留となり、当面は超多忙が予想されるがなんとか頑張っていこうと誓うのだった。


続く


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